父の死
まだ実感がわかないのですが、昨夜父の夢を見ました。
死後11日目の夜でした。翌日(今日)は姪の初月給で家族にご馳走してくれる日だったのです。
そんなことを知ってか知らずか夢の中の父は車の後部座席に私と座ってご機嫌でした。
なーんだ、やっぱり死んでなんかいなかったんだ!と勘違いするほどリアルファーザー!でも翌朝、父の姿は有りませんでした。
なぜ49日もすまないうちにこんなイベントをやるのかというと、実は先月、彼女の就職祝いをするはずだったのが、父の具合があまり優れないのでお流れになり、そのとき「自分はお祝いができないから初月給が出たらこのお金を足して皆ににご馳走してやりなさい」と金一封を託したということを姪が話したからでした。
父は4月19日、八重桜の咲き誇る桜新町の葬儀会場でたくさんの友人、知人、教え子たちに見送られて旅立ちました。
81歳、もっと長生きしたかっただろうに、そう思うと短い一生でしたが、まだ言葉がしゃべれるうちに「やりたいことはやりつくしたので思い残すことはない。いい人生だった」といってくれました。
人一人が亡くなるということは大変なことです。まだやらなければならないことが沢山あって、実感がわきませんが、父と歩いた散歩道やなじみの店に一人でいる自分に気がつくと寂しさがあふれます。
月日が悲しみを忘れさせると言いますが、思い出がありすぎて当分は無理な気がしますが、忘れないでいることが今の私にできる父への供養だと思っています。
父は私にとって特別な存在でしたし、誰よりも愛してもらい心配もかけた娘でした。
両親を見送ることは子の勤めとはわかっていても、親は死なないものだと思っているのも真実なような気がします。
「親孝行、したいときには親は無し。」
よくいったものです。悔いが残ります。
力の限りで家族を守り抜いた父に報いるためにも精一杯、丁寧に生きていこうと思います。
年頭にひいたおみくじが「凶」だったのはこのことだったのかしらと不思議な気持ちです。
写真は姪が通っていた大学がある神楽坂でフレンチの店を予約して、ご馳走してくれたお料理です。これに大事なデザートとコーヒーがついていたのですが、家族で盛り上がりすぎて撮るのを忘れました!
蛍烏賊のサラダ
■5月6日「アイン・プロージット」新宿白龍館(詳細は右のサイドバー「白龍館」をクリックしてください)
「アイン・プロージット」というイヴェント名です。ご予約お待ちしております。
出演:
清水 菜穂子(sop)
三橋 千鶴(mez)
髙野 二郎(ten)、
追分 基(bar)
安田 裕樹(pf)
今は無き、ドイツ・ビアレストラン銀座アルテリーベに出演していたメンバーによる当時のままのスタイルによるビア・ライヴをそのまま白龍館で再現!!
当時を知る方には懐かしく、知らない方には新しい、楽しいひと時をお過ごし頂きます。さあ、あなたもアイン・プロージット(乾杯)!
チャージ:2000円 (+ドリンク、お食事オーダー別)
■12月19日(日)ドボルザーク作曲」「スタバト・マーテル」ルネ小平(詳しくは後ほど)
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