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2009年7月25日 (土)

逝っちゃった・・・・。

先日、お世話になった大指揮者の先生が亡くなられました。

私がこのクルトワイルの世界に魅了された時期を見ていてくださって、ワイル記念の年のコンサートにキャスティングしてくださったり、大阪でのコンサートの折には、おいしい鯛めしやさんに、共演させていただいた敬愛する亡きソプラノ歌手の先生(伊藤叔先生)とご一緒に連れて行ってくださったり、本当にかわいがって頂きました。
先生にかわいがって頂いた方は沢山いらっしゃいます。
みんなに愛された先生で、先生もみんなが大好きでした。
わがままで、ダンディーで、やさしくて、厳しくて、本当に素敵な方でした。
愛情をこめて「ピノ」(ピノキオです)と呼ばれていましたっけ。
日本ではまだ誰も知らない見知らぬ芸術性の高い作品を世に知らしめた先生の功績は大きく、こんな方と一緒にお仕事ができた幸せを今更ながらかみしめています。

昨日のステージはそんな先生「若杉弘」さんのために、追悼の意味をこめて「アメイジンググレイス」を歌いました。

私は事ある毎にこの歌を大事に歌ってきました。
最近武満さんの歌曲集の「歌うだけ」という曲が好きで、時々歌っているのですが、その中に、

「慰めの言葉はいらないよ、
悲しいときには歌うだけ、
歌、歌うと、歌、歌うと
悲しみは膨らむ風船のように
それが、私のよろこび」

という歌詞が有ります。
昨夜はそんなことも頭に浮かび、歌の力を改めて感じました。

人間はみな、いつかは死んでいくんだという事実と、今生きている事実がとても悲しく思えました。

ピノ先生、ご冥福をお祈りします。

追記

昨夜のコンサートにはプロのピアニストや政治家の先生がいらしていました。
私の歌に涙してくださいました。
きっと、若杉先生の想いが、お客様に通じたのでしょうね。
やっぱり、歌の力ってすごい!
ピノ先生、この声が続く限り歌い続けたいです!、

7月31日(金)大森ベルポート「ビアライブ」
9月洗足学園マスターズコンサートプーランク「象のババール」出演
11月2日(月)テッセラ主催「新しい耳」コンサート19:00~
12月5日、6日オペラ「不思議の国のアリス」
12月25日大森ベルポート「第九」

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コメント

若杉先生の訃報、、、、悲しまずにはいられない出来事でした。

うちの義兄はもちろん、たくさんのオペラ歌手の友達たちが先生には大変お世話になり、悲しみに沈んでいます。

あれほどのキャリアを誇る巨匠で日本のオペラ歌手を育てたマエストロは若杉先生くらいだけなのではないでしょうか?
みんなに愛され、74歳という若さで旅起たれるだなんて早過ぎます(T_T)
いい人には神様も時には非常な運命をかいたりするんですよね?

合掌。

投稿: えーちゃん | 2009年7月26日 (日) 00時28分

巨匠と呼ばれる人が少なくなってきている様に感じます。

どの世界も、なんだかんだいって、力のある人がひっぱっていかないと、地に足が着かない不安定な状況に陥りますね。

音楽界もこの先不安です。

身近で偉大な先生方が相次いで逝ってしまわれ、一時代が終わったのでしょうか。寂しいです。

投稿: ちい姉 | 2009年7月26日 (日) 09時02分

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