三文オペラ
行ってきました、シアターコクーン!
大好きな「三文オペラ」を観に。
過去日本で上演された殆んどの舞台を観てきました。
観れば観るほど、この作品の演出の難しさを感じます。
今回は音楽が・・・。
悲しいかな、オリジナルではなくアレンジされて、マリンバに、ピアノにアコーディオンにサックスに電子楽器がはいっていて、思い描いていたような、サウンドが聴かれなくてちょっとがっかり。
あのレトロなバンジョーの響きがない!代わりにエレキギターの音色が!
三文の雰囲気が・・。といっても時代は日々変わっているのですから自分が古い人間になってしまったのかとちょっとショック!
言葉も良く聴き取れないし、ならば、あの原語(ドイツ語)の響きで観た方がよっぽどよかったのではと思うぐらい。
以前、東ドイツから引越し公演で上演されたものは素晴らしかったんですがね。
オーケストレーションもシンプル、この作品の意図するところが、日常語ではないドイツ語であったにもかかわらず、きちんと観客に伝えられていました。
この差は何なのでしょうか、伝統の差なのでしょうか。
演劇人としての肉体訓練、歌い手としての声楽的訓練、一つの作品を毎回オーディションで選んで一から造って行くのと、劇団と呼ばれる集団で同じ訓練を共有していき、作品を作り上げていくのとどちらが良いともいえないのですが、先月観た「新幹線」の「かげろう峠」はクオリティーが高かった気がします。
やっぱりじっくり時間をかけて練り上げたものは見ごたえがありますから、何度も再演を重ねていけばそれなりの質の高さが得られてくるかもしれませんね。
その点、楽日が楽しみかも!
しかし、昔から上演され続けているものは、演出のアイデアも出尽くして、新しく作り上げて行くのは並大抵の才能では駄目なんだろうな。
でもいい作品は、やり続けられるのだから今後も三文の追っかけは続けます!
4月18日(土)洗足ミュージックショウケース(洗足学園ブラックホール内、ビッグマウス)
5月1日、4日、、7日、10日オペラ「ムツエンスク郡のマクベス夫人」(カヴァー)新国立劇場
7月31日(金)大森ベルポート「ビアライブ」
9月洗足学園マスターズコンサート出演予定
12月5日、6日オペラ出演予定
12月25日大森ベルポート「第九」
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