今日は学校の後、演出家K先生のオペレッタ「こうもり」の読み合わせに!
出演者一同、朝から緊張しつつ6時からの稽古に挑みました。
久々にお会いしたのに、「その長い髪はどうするんだ!」
そうか、男役だから気構えを試していらっしゃるんだな?でもね、私、風林火山の長尾影虎役のガクトのつもりでいたんだけど・・・。
一気に身が引き締まり、髪の毛をゴムで束ねてしまいました。!
k先生は80歳を越えていらっしゃるのに誰よりもお元気で精力的に指導をしてくださり、久々に緊張感にあふれた楽しい稽古でした。
先生曰く、第一声「みんなチョッと見ないうちに年とっちゃったね。その年を感じさせないのがプロだよね、三橋さん!」げ!何で私に?
参ったなー、出演者の中でなんと私が最年長でした!ひー!
社会的背景をしょっているところがミュージカルとオペレッタ(喜歌劇)の違いだ。
客に対する説明を忘れないこと。
喜劇を演ずる時のキートンとチャップリンの違い。
喜劇は客との会話、内面性を出す芝居では無く全部外に出す。
20世紀に入ってからの芝居とそれ以前の芝居の違い。
伝統を守りつづけているのが文楽。
今は歌舞伎も変わってしまってきているが、それでも末席まで表現が届くのは様式があるからだ。
コメディーの持っている表現はアクション。等々
それぞれのキャラクターに対する表現方法を細かく確認していき、なおかつ指揮者不在なのに歌まで歌って!(笑)
自分の感情、内面を出しすぎない!ブレヒトの芝居とは違うんだよ!と言われてしまいました!
はは!私の役はロシアの貴族、オルロフスキー公爵、そう、男役です。
毎日パーティーでうんざり、だが、そんな気持を隠し、人々を楽しませるのが仕事だと割り切っている。
いつも自分の行動が人々の注意をひいていることをわかって発言し、振舞い、自分がいる世界は社交辞令や、虚偽の世界だということもわかっている。
しかし、十人十色、人はそれぞれやりたいようにやればいいのだというのが彼のポリシー!
何度お付き合いしても、毎回丁寧な指導をしてくださる。おっかないけど、真剣な先生にいつも怒られながらも嬉しさいっぱいなのは、芸術に対しての先生の真摯な態度なんだろうな。毎回疑問点が腑に落ちていく!すばらしい!
帰りはアデーレ役の美奈子ちゃんとタクシーで自宅まで!すっごくご近所なのに全然会わないのは、お互い忙しいからなんだろうな!有名人の美奈子ちゃんなのに全然奢ったところが無く、かわいくて素適で気遣いに溢れていてオーラがあって、かっこいい!旦那様はスパニッシュ!タクシーの中でもスペイン語でラブラブ電話をしてました!
これからの立ち稽古が楽しみ!がんばるぞー!
10月8日(月)川崎市・リエカ市交流音楽祭(ミューザ川崎)
10月20日(土)洗足ミュージカル公演「天国と地獄」(前田ホール)
10月31日(水)マイスタージンガー&日本フィルハーモニー(蒲田アプリコ)
11月11日(日)オペレッタ「こうもり」 於)松本市民芸術館
11月15日(木)就任披露演奏会(前田ホール)
12月25日(火)大森ベルポート「第九」
2008年
2月マイスタージンガー民音九州コンサートツアー予定
4月20日(日)武蔵村山市民オペラ「カルメン」
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