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2005年9月 5日 (月)

谷川俊太郎

昨夜は日本歌曲のコンサートに先輩と行って来ました。

いやー、何と言うか、わかってはいたのですが、

コンサート会場はとても古い建物で、重文になっている程!

素適といえばステキ!でも外の音が演奏中であろうが

何であろうがばんばんもれ聴こえてくる!

秋口とあって昨日は虫の声がジーーーーー!

ま、野外で聴いていると思えば、なんてことは無いのですが、

ときたま、救急車や消防車、パトカーのサイレンが

飛び込んでくることも!せっかくのコンサートも

興ざめになることもしばしば!

でも、重文じゃそのままを維持するだけで

ほかに手の施しようもないんだろうけど。

日本歌曲というとやはり日本語で歌われるだけあって

歌詞が気になる。

自然な発声、自然な日本語に聴こえるようには

結構な技術が必要で、大体、西洋の音楽と

日本の音楽は言語が違うんだから同じ発音の仕方を

してると何語を歌っているのかわからなくなっちゃう、

かといって、高音での日本語は厳しい母音もあって!

でも、最近流行っている歌は、字幕が無いと

何を言っているかわからない歌詞が多い割には

綺麗な日本語で歌える人が増えてきて

嬉しいなと思っているんだけどね。

で、また歌詞の話に戻りますが、なかなか

メロディーと歌詞がしっくりいってる作品って

すごーく少ないと思うのね。そのごく少ない例が

谷川俊太郎さんの詩!彼の詩はどんな作曲家が

書いてもそれなりに聴かせてしまう不思議な力がある。

と思っているのはわたしだけ?

詩自体にリズムが溢れているのかな~?

マザーグースの訳詞もすばらしいし!

3年程前?松本のサイトウキネンのオペラに谷川さんが

いらしていて、目ざとく見つけた私は

舞台の袖でツーショット!

私のことなどもうとうご存知の無いはずなのに

本当に優しく対応してくださって、すごく素敵な方でした。

身体もちいさく痩せていらして、申しわけなさそうに

舞台袖のすみっこに奥様とたたずんでいらしたんだけど

やっぱ、オーラがあるんだな!すぐ彼だってわかったし!

今週はその敬愛する谷川さんの詩の歌を歌う機会があり

音が取りにくくて、心配ではあるんだけど、曲もとっても

素敵で気に入っているので

情景が目に浮かぶように歌えたらなーと

祈りながら格闘しています。

それにしても昨夜のコンサート後、先輩と積もる話も合ったので

ちょっといっぱい飲んで帰ったのが仇!

また大雨にたたられ、傘もへったくれも無い状態で

サマードレスはアンダーのペチコートまで絞れるほど

濡れちゃって、イタリア製のサンダルは色がでちゃって

生足が真っ黒!

で、今日もそんな目にあいたくないと思い、

朝っぱらから厚手のレインコートにレインシューズ

(ゴム長靴ではありません)を履いて行ったら

まだそんなに降らなくてちょっと変な人状態!

でも明日もこの大型台風ですごいことになりそうだ!

明日は、新橋のドイツミュージックレストランでライブ!

芸術高校の声楽の先生、ミュージカルシンガーで

三味線も作る人、今乗りに乗ってるオペラ歌手と

4人で4回ステージ!頑張るぞー!

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コメント

そうですかぁ。やはりオーラが・・・。
実際に会って少しでも言葉を交わした方の歌を歌うって、また気持ち何かがかわりますよね。私は経験ないですが、そう思います。日本語の歌って本当に難しいです。昨年、塚田佳男先生の公開レッスンを受ける機会があったのですが、自分が思い込んでいた日本の歌のイメージが、ガラリと変わりました。
もちろん、好みもあるでしょうが、どんな言葉を使っていいかわかりませんが、日本の歌も豪快に?自由に?かな(?)表現しても否定されないんだ・・・と嬉しくなりました。
ただし、日本語をきれいに歌うのは難しいです・・・。
☆名前・・げいごろうに変更します。(笑

投稿: げいごろう | 2005年9月 9日 (金) 00時22分

塚田さんは私も大好き!以前よく彼のコンサートに出させていただきました。彼は歌科出身ってご存知?

投稿: ちぃ姉 | 2005年9月 9日 (金) 21時43分

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